制作実績

絵葉書でたどる のべおか温故知新~甲斐盛豊アンティーク絵葉書コレクション~

「絵葉書でたどる のべおか温故知新~甲斐盛豊アンティーク絵葉書コレクション~」

著者

0982株式会社 馬場和久

内容

 明治末期から大正、昭和前期(30年代ごろまで)に延岡を中心に制作されたアンティーク絵葉書約250枚を、時代背景や風俗などの解説文を添えて紹介しており、延岡発展の軌跡を紐解いた貴重な一冊。

 日本国内で絵葉書が登場するのは1900年(明治33年)年の郵便法規則改正以降で、日露戦争が勃発した1904年(同37年)ごろからブームが到来している。絵葉書は制作された当時の社会環境や流行、風俗などを多角的にうかがい知ることができる貴重な資料としても注目されている。

 延岡市は戦前の相次ぐ大火や、1945年(昭和20年)6月29日の大空襲などにより、市の中心部にあった役場や民家が甚大な被害を受け、重要な史・資料が焼失してしまったことなどから、当時を伺い知る史・資料が極めて少ない、という。

 小峰町生まれの甲斐さんは2008年(平成20年)、60歳の時に自らが起業したビル管理会社「株式会社大和エス・イー・シー」(本社・岡山県倉敷市)の会長職を辞し、延岡に帰郷。以来、小峰焼の復元など南方地区を中心とした延岡の古い歴史・文化の掘り起こしに心血を注いできた。現在は延岡史談会副会長などを歴任する。

 このコレクションも帰郷後、インターネットの古書販売やオークションなどを通じ地道に収集してきた貴重なものばかり。今回の発刊を機に、延岡市に寄贈している。

詳細

書籍体裁 サイズA4
本文仕様 フルカラー印刷・上質紙
表紙 コート135kg
ページ数 97ページ
カバー カバー有り・コート紙PP加工
販売価格 4,000円(税別)